食事する時大抵の人は、食事制限中などでない限り食べたいものを食べる。
最近私は食事の事で少々悩むことがある。
仕事帰りにスーパーにより酒の肴を選んでいる時、唐揚げなどの脂ぎったものを食べたいと脳から指令が出て手に取るのだが、いざ家に帰って食べ始めると2個ぐらいで箸が止まり進まない。
体が受け付けないのだ。
私も年を取ってきているので食べ物の志向が肉から魚に変わってきている時期なのかもしれない。
刺身を肴に酒を飲んでいると、当然おいしい、酒も進む、しかし何かが足りない。
パンチが効いてないのだ。落ち着いていてつまらない。
脂ぎった肉が食べたいのだ。
よくよく思い返してみると、脂が体に合わなくなった訳ではなさそうだ。
なぜなら脂こてこてのラーメンは今でも大好きだ。仕事帰りにも時々食べる。
豚骨ラーメンなど例にとると、とある店の売り文句に“うちの豚骨ラーメンは臭みがなく、さっぱりとしています”などとあったりするが、私は脂こってこてのくっさーい豚骨ラーメンが大好きだ。
そのことを踏まえるとどうやら脂っこい食べ物が苦手になってきたわけではなさそうだ。
最近の酒の肴を思い返してみると、もつ煮込み、麻婆豆腐、水餃子などの食べのものだった。
もつ煮込みも麻婆豆腐も脂があるかないかと言ったら、ある。唐揚げも当然脂がある。
これら二つの違いは、歯ごたえだけだ。最近好んで食していたものは、やわやわな食べのものばかりだった。
これから私はやわっやわな流動食を肴に酒をたしなみすごしてゆくのだろう。
写真は大好きなラーメン屋にて仲間たちとの仕事帰りの一杯です。