漢字には、けものへん、魚へん、木へんなど部首からイメージしやすいものが多いですが、虫へんの場合は「蟹、蜥蜴、蛙、蛇」など虫以外の漢字が多いです。
気になったので調べたところ、虫という文字は毒蛇を意味し、その形をかたどったもので、蛇などの爬虫類だけでなく、這って進む動物全般を表すそうです。這って進む動物には、昆虫類、節足動物、両生類、軟体動物などが含まれます。そのため、虫以外を表す漢字もあるそうです。
漢字の例をあげると、
爬虫類・・・蛇(ヘビ)、蜥蜴(トカゲ)
昆虫類・・・蚊(カ)、蚕(カイコ)、蝉(セミ)
節足動物・・・蜘蛛(クモ)、蜈蚣(ムカデ)百足など同じ意味の漢字もある
両生類・・・蛙(カエル)、蟇蛙(ヒキガエル)
軟体動物・・・蛸(タコ)、蜆(シジミ)、蛤(ハマグリ)
調べている途中で、虫へんの漢字に生き物でないものがあることに気づきました。
「虹」です。なぜ、虹に虫へんがつくのかも調べてみました。
古来の中国において虹は大蛇や龍が作り出すものと考えていたそうです。ヘビ(虫)が、大空を貫く(工)ということで「虹」となった説があるそうです。
何気なく気になったことを調べてみて、分かってくるとスッキリしますね。