2018年を振り返って

今年ももう終わりですね。
今年を振り返ると色々ありましたが、私の中で一番大きなできごとはペップトークとの出会いです。
ペップトークとはもともとアメリカで「スポーツの試合前に監督やコーチが選手を励ますために行っている短い激励のスピーチ」のことを言います。それをスポーツ現場だけでなく家庭、職場で応用することで、コミュニケーションが良くなり、パフォーマンスが改善する、というものです。
私は6月に小学校のPTA主催の講演会で、ペップトークの講演(浦上大輔さんの講演)を聞きました。
そこで私は、今まで自分が培ってきた「指導」「声かけ」などの価値観が覆されました。
私が一番響いた言葉は「私達は励まし方を習っていない。自分の成功体験をもとにそれを押し付けているだけ。」というもの。
私はそれまで自分が経験してきた価値観「叩いて伸ばす」考え方を基本とし、会社でも家庭でも振る舞ってきました。でもこの方法、言った後になんとも言えない「いや〜」な雰囲気が漂うんですよね。
子供に野球を教えている時は、最後に必ず泣いて終わる、仕事では、部下は私の顔色を見ながら仕事をする、など。
良くしようと思って言っているのに、いや〜な雰囲気になるために言っているのではないのに結果的にはそうなってしまう。
講演会で聞いたペップトークは、そんなもやもやを振り払ってくれる希望の星のように感じました。
講演後、もっと深くペップトークを学びたいと思い2日間のセミナーに参加、そこで得たものをまず家庭で試してみると子供の反応が劇的に変わりました。
息子もニコニコ笑顔で野球の練習、娘もニコニコ笑顔で勉強。

その後、息子が所属する少年野球チームにペップトークを取り入れてみようという話になりました。
息子の野球チームは、他の多くのチームもそうなのですが、子供を落とし込むような言葉が横行しています。
例えば「エラーすんな」「三振すんな」「ぼけっとすんな」「次やったら交代だぞ」などなど。
これをペップトークで変換すると
「エラーすんな→ボールをしっかり見て取ろう」
「三振すんな→ボールをよく見て思い切って振っていこう」
「ぼけっとすんな→集中しよう」
「次やったら交代だぞ→大丈夫、思い切ってやろう」
などなど。
私達コーチは、このペップトークを9月から始まった3年生の大会(竹の子育成野球大会)に活用してみました。
すると、子供たちに劇的な変化が現れました。
今までは、子供同士で「エラーしてんじゃねーよ」「ワンバン投げんじゃねー」「お前のせいで点取られた」などの言葉が横行していたのですが、試合をするに従い「どんまい、大丈夫」「打てるよー」「絶対大丈夫」など、子供同士で励まし合う言葉に変わっていきました。
結局、子供は親の言葉を真似して使っていたんだな、と。
「子供は親の鏡である」ことに改めて気づかされました。
そしてなんと、私達は124チームの頂点に立ってしまいました。
準決勝は最終回、ツーアウト、ツーストライクまで負けてましたし、決勝も最終回まで負けてましたが、子供たちの諦めない心、お互いを励まし合う声かけで逆転優勝!
http://www.arakawa-takenoko.com/
(写真の中に私もいます)
トーナメント表

もともと強いチームではなかったのですが、親たちの声かけにより子供が変わり、チームも強くなりました。
これは仕事や家庭でも同じことが言えるのではないかと思ってます。

前向きな言葉を使うことで、前向きな行動になり、心も前向きになる。
そして前向きな心が、前向きな人を呼び込み、ものごとを成功に導く。

今年はとても良い経験ができました。
来年もペップで楽しい一年にしたいと思います。
来年もよろしくお願いいたします!