春も桜の季節を過ぎて、いよいよ新緑の候となりました。新緑と紅葉はどちらも滝を見に行く絶好のシーズンですが、今年はまだ全然出かけていません。何書こう…。

ということで今回は去年の新緑の時に行った秋田県仙北市の抱返り渓谷の滝を紹介します。
抱返り渓谷は東北の邪馬渓と言われているそうですが、見所は何といっても空のように青い川の流れです。ネットでチェックした時から是非行かねばと思っていて、新緑になるのを見計らって行ったのでした。

ここには無料の駐車場があり、そこから吊り橋（神の岩橋）が遠望できます。この吊り橋を渡ると、遊歩道が続いています。吊り橋からの展望も見事で、川の流れが深い青色に写ります。さらに遊歩道にすすんで川面を見ると今度は快晴のようなミントグリーンに変わります。両岸の原生林とのコントラストが映えて実に綺麗です。
 

めっちゃ青い！

遊歩道を30分くらい歩くと、回顧（みかえり）の滝が見えてきます。
落差は30ｍくらいある美しい滝です。何度も振り返ってみたくなるという名前の由来です。滝つぼからの流れがいい感じです。このおまけがミソですね。那須塩原にも同じ名前の滝があり、以前に見に行ったことがありますが、こちらは直瀑で落差のある１本のすらっとした滝です。自分は小規模でも段瀑になっていたり、屈折している滝のほうが好きなので、抱返り渓谷の滝のほうが好みですね。どちらも美しい滝です。

こちらは那須塩原の回顧の滝

抱返り渓谷の回顧の滝

何回も振り返りましょう♪

抱返り渓谷は遊歩道がきれいに整備されていて、足元もいいので気軽に観光できます。
自分が訪れたときは、災害の影響で通行が危険だということで回顧の滝までで通行止めになっていたのですが、現在は先まで行けるようになったようですね。角館や田沢湖から比較的近いので、この辺りに行くなら是非とも足を運んでみてはいかがでしょうか。