先週、高校1年生の長女が約3週間のホームスティにアメリカへと旅立ちました。娘と準備を進める中で、しつけについてこれほど後悔したことはなかったように思います。
3週間もの長い間一緒に暮らすとなると、自分が母だからということもあり、ホストファミリー特にホストマザーが不快になるようなことは避けさせたいと思いました。小さなお子さんが4人もいて、ただでさえ大変なはずですから。
そこで、常日頃娘に言い続けていたことをいつもよりもさらに回数多く言いました。末尾に必ず「あちらでも自然にやってしまうから、日頃から自然にできるようになりなさい。」と付け加えて。
「靴は揃えなさい。」
「服を脱いだら放置しない。」
「私物を共用スペースに置きっぱなしにしない。」
「洗面所を使った後は、次の人が気持ちよく使えるようにしなさい。」
「物の扱いが雑。丁寧に!」
「所作が美しくない!!」
もう最後のあたりは、自分でもできていないようなことですが・・・このようなことを毎日言い続けました。とはいえ、今まで何年言ってもできなかったことが1週間程度でできるようになるはずがありません。
親としてきちんとしつけができていなかったことを悔い、でも言ってきたはずなのになんでできないのか、そういえば様々な方法を試してきた私って偉い、けどできてない、どうすればよかったのか・・・そんな考えがぐるぐる頭の中を回り続けていました。
そして最後には、かつて豊清のお母さん的存在だった越島さんが言っていたことを思い出すのです。
「子供は、育てたようにしか育たない。」
この言葉を、こんな私が母だからしょうがない、ととらえたら進歩がありません。
幼い子供ではないので「しつけ」を「伝える」に変え、この先もずっと「伝え」続けるための励みにしようと思います。
子供の深いため息が聞こえてきそうですが・・・