私が熱烈に尊敬するスポーツ選手の一人に
サッカー界のレジェンド、三浦知良さん、通称「キングカズ」がいます。
彼が日本代表で華々しく活躍していた頃は、その言動や派手なパフォーマンスが好きではありませんでしたが
今は心から尊敬しその生き方に感銘を受けています。
私が彼を好きになったきっかけは、日本代表を外れてからも決して諦めず
「俺はいつでも日本代表に呼ばれる準備ができている」
と言い続けていたこと。そして、ベテランになっても
「俺は今が一番上手いと思っている。若い頃は体力勝負だったが、
経験を積めば積むほどできることがある。今の自分が今までで一番サッカーがうまい」
と自信に満ちた言葉を発し続けていたことです。
現役バリバリの頃はどうしてもその輝かしいプレーにばかり目が行きがちで
彼の努力に気づけていませんでした。
しかし58歳になった今もなお、彼は現役としてピッチに立ち続けています。
いつ試合に出ても最高のパフォーマンスを発揮できるよう
日々のトレーニングを欠かさない。
そのストイックな姿勢、ほんと尊敬しています。
そんな三浦知良選手が、日経新聞に連載しているコラムも私の楽しみの一つです。
先日の4月11日のコラムでは、新社会人に向けて心に響くメッセージを送っていました。
「新人はエネルギーに満ちている。このエネルギーをずっと持続できればすごい人になれる。
働けば必ず理不尽なこと、正義を通すだけではダメなこともある。
サッカーも仕事も相手がある以上、理想だけ貫いても勝てない、利益が出ないことはざらにある。
皆さんの仕事人生にも、こうした『なのに』がついて回ることだろう。
そういうものなんだ。そこで腐ったら終わりだし、諦めたらそこまで。やり続けるしかない。
僕はプロとして40年近く生きているけど、なりたてのあの頃の情熱、悔しさ、喜びは、今もさほど変わっていない。
皆さんも今の心持ちを大事に、持ち続けてください」
私も新入社員の皆さんの元気に頑張っている姿を見ると
自分が社会人になったばかりの頃を思い出します。
人生は冒険の連続。
新しいことに臆することなく飛び込み
困難に立ち向かう勇気を持ち続けましょう。
そしてその過程を大いに楽しみましょう。
長い目で見ればそれは必ず皆さんの糧になるから。
私も新人時代の思いを持ち続け、引き続き情熱を持って仕事に取り組んでいきます！